機械分野の特許

機械分野の特許

特許業界では、弁理士の専門を言うとき、大きく機械・電気・化学に分けることが多いように思います。ここで呼んでいる「機械分野」というのもこの括りに対応しています。つまり、電気・化学以外は大体含みます。

機械分野の特許は、製品や図面を通して対象物を目で見ることができますので、その点では取っつきやすいとも言えます。 しかしながら、部品の形状や装置の構造を的確に文章化するのは思いの外難しいものです。

特許用語

「係合(けいごう)」、「嵌合(かんごう)」、「突設(とつせつ)」などいわゆる特許用語が多用されるのもこの分野だと思います。このような用語を必ず使用しなければいけない訳ではありませんが、この業界では広く使われており、簡潔に構造などを表現できる点で優れていると言えます。

機械分野の図面

どの分野でもそうなのですが、機械分野の特許では特に図面が重要です。

一般の設計図では三面図などが用いられると思いますが、特許出願用の図面はこれをそのまま用いることは通常できません。発明を的確に表現できるように、斜視図、断面図、拡大図などを適宜作成します。

優れた特許図面では、図1からパラパラとめくっていくと、あたかも紙芝居のように、その発明がどんなものか何となく分かるようになっています。

更に、(特に機械分野における)図面の良いところは、言語に依存しないところです。つまり、良い特許図面であれば、外国出願を行ったときもそのまま発明の内容を伝えてくれます。当事務所では、そのような図面の長所を生かした上で、更に明細書(言葉)により発明を説明して、分り易く強い権利となるように出願書類を作成していきます。

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