米国特許商標庁(USPTO)のお話。
先日、米国代理人訪問のため、米国ワシントンDCへ行ってきました。米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office; 略してUSPTOとも呼びます)にも立ち寄りました。USPTOはワシントンDC中心部から電車で20~30分ぐらいのところにあり、行政区としてはワシントンDCではなくバージニア州アレクサンドリア市という所にあります。煉瓦造りの古い町並みが残っていて、雰囲気の良い美しい街です。
USPTOの中には国家発明者殿堂兼博物館(National Inventors Hall of Fame and Museum)があり、有名なエジソンやライト兄弟とともに中村修二教授の青色発光ダイオードの発明についてもパネルで紹介されていました。
また、USPTOはアメリカ発明法AIA(America Invents Act)成立後、全米各地にブランチ(支所)を設置しており、現在はデトロイト、デンバー、シリコンバレー、ダラスにブランチがあります。ブランチを訪問したことはありませんが、各ブランチでは、特許資料等の閲覧ができたりDC本部の審査官とインタビューができたりと、我が国の各ブロックにある経済産業局特許室(中国ブロックは広島にあります)と似たような位置づけになっているようです。