広島県産応援登録制度について。

先月から、「広島県産応援登録制度」というものが実施されています。

この制度の目的としては、商品として魅力ある広島県産農林水産物等を県が登録して、県産品のブランド化を進めるとともに生産者の所得向上を図ることがうたわれています。

ホームページを見ますと「さくらんぼトマト」や和牛「元就」等、美味しそうな野菜や肉などの写真が並んでいます。

このような登録制度は独占排他的効力を有するようなものではなく、我々弁理士の専門とする商標登録とは性格が異なりますが、登録によって商品のブランド化を図るという点では共通するところもあるのかなと思います。

商標登録は言うまでもなく国の制度であり、商標権は全国に効力が及びます。しかし、全ての商標が全国で効力を有する必要はないと思いますので、私は県などのより小さい単位での商標登録制度があってもよいと考えています。

ここでご紹介しました「広島県産応援登録制度」はもちろん商標登録とは異なりますが、地域に根ざした登録制度という点で価値があると思います。

該当する生産者の方々は、商標登録とともに検討されるとよいのではないでしょうか。

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